パート保育士の時給が上がる！あなたが知っておくべき3つの方法

働いた時間の分だけ給料がもらえるパート保育士。時給が高い方が圧倒的に手取りが高くなります。できることなら今より時給が上がる方法を知りたいですよね。

パート保育士の時給が上がる方法はあります！今回はパート保育士の時給に焦点を当てて紹介していきます。

私自身が実際に時給が上がった方法を紹介します！

時給を上げて、今よりも給料を増やしたい方は最後まで読んでみてくださいね。

保育士パートがもらえる平均時給はどのくらい？

政府統計の総合窓口e-Stat  2019によるとパート保育士がもらえる時給は平均で1,147円。900円から1,200円前後の時給をもらっているパート保育士が多いです。

最低時給と最高時給で1時間あたり300円の差。

1日7時間勤務のパート保育士で比較すると…

時給900円の保育士がもらえる1日の給料は、900円×7時間＝6,300円

時給1,200円の保育士がもらえる1日の給料は、1,200円×7時間＝8,400円

時給900円と時給1,200円で働いた場合1日で1,100円も給料に差が出ます。1か月単位で考えると約20,000円もの差が出る場合もあります。

パート保育士は働いた時間分で給料をもらっているので、300円の差はとても大きいですよね。

パート保育士がもらえる処遇改善手当はいくら？

2013年から実施されている「処遇改善加算Ⅰ・Ⅱ」がありますが、パート保育士は「処遇改善加算Ⅰ」の対象です。

パート保育士1人あたりがもらえる金額は、平均勤続年数に応じて月額12,000円から38,000円ほど支給されます。

しかし、支給金額に関しては施設にまかされていますので、必ずしも支給されるとは限りません。

また、時給として支給するのではなく、ボーナス(賞与)や一時金として支給される場合もあります。

処遇改善臨時特例事業は対象になった？

2022年2月に保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業がスタートしました。

保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業は、保育士・幼稚園教諭等を対象とした処遇改善です。

内容としては、

保育士や幼稚園教諭等を対象に、賃上げ効果が継続される取組を行うことを前提として、収入を３％程度（月額9,000円）引き上げるための措置を、令和４年２月から実施します。

内閣府

となっています。ただし、施設・事業所の職員配置状況などによっては、引上げ額が月額9,000円を下回る場合もあるようです。

この事業は、正規保育士だけでなく、臨時保育士やパート保育士も対象です。そのため、給料が上がったパート保育士もいますが、給料が変わらなかったパート保育士もいます。

ひと月の勤務日数、一日の労働時間によって対象とならなかったり、施設の事情により対象にならなかったパート保育士は、残念ながら給料は上がっていません。

保育士パートの時給が上がらない理由

パート保育士として何年も働いているのに時給が上がらない場合があります。

上がらない理由は主に2つです。

この2つに関して解説していきます。

もともと時給が上がらない保育園

そもそも、何年働いてもパート保育士の時給が上がらない保育園で働いている場合は、どれだけ仕事をがんばっても時給は上がりません。

契約時に

などと記載されていなければ、残念ながら時給は変わらない可能性が高いです。

このような環境で時給が上がる可能性があるとすれば、国からの補助によってパート保育士全員の時給が上がる、会社の経営が良くて上がるなどを期待するしかありません。

スキルが足りず給料が上がらない

「他のパート保育士は時給が上がっているのに自分だけ給料が上がらない。」このような場合は自分の働き方を見直す必要があります。

保育園側は保育スキルが高い方に給料を払いたいと考えます。

このようなスキルがあるパート保育士は、「高い給料を払ってでも働いてほしい！」と思われるので時給が上がりやすくなります。

自分だけ時給が上がらないと感じているのであれば、自分の保育を振り返ってみましょう。

ただし、一生懸命に働き、子どもたちや保護者との関係が円満にもかかわらず、自分だけ時給が上がらないときには「その保育園自体に問題がある」こともあります。

保育士パートでも時給が上がる３つの方法

パート保育士の時給を上げる方法は3つあります。

この中のどれか一つでもできれば時給が上がる可能性が高くなりますよ。

時給アップの交渉する

一つ目の時給を上げる方法は、時給アップの交渉をすること。

ハードルは高いですが、上記のことができればパート保育士でも時給が上がる可能性が高くなります。

を具体的に伝えたところ、わずかですが時給を上げてもらうことに成功しました。

私の場合はタイミングと運がよかったのかもしれませんが、試しに交渉してみることをおすすめします。

自宅から近い保育園で働く

二つ目の時給が上がる方法は自宅から近い保育園で働くこと。自宅から近い保育園で働けば、本当は「通勤時間」になるはずだった時間を「仕事の時間」にあてられるからです。

パート保育士は時給制のため、給料を上げたければ働く時間を長くする必要があります。直接的に時給が上がるわけではありませんが、通勤時間の分で長く働けば全体的な給料は上がります。

通勤時間がかかるということは、それだけの時間をムダにしていることになります。

通勤時間中は働くことはできませんし、給料ももらえません。

また、車で通勤しているとガソリン代がかかります。通勤手当としてガソリン代補助が出る保育園もありますが、全額を支給してくれる保育園はわずかです。

このような理由から、自宅から近ければ近いほど給料アップにつながりやすくなると言えます。

時給が高い保育園へ転職する

三つ目の時給を上げる方法は時給が高い保育園へ転職をすること。

パート保育士が時給を上げたいのであれば転職をすることが一番の近道です。

パート保育士の時給は900円から1,200円ほど。

その差額は1日あたり700円。

同じ時間、同じ仕事量で1万円以上給料が上がるなら、時給が高い保育園で働くほうが断然いいですよね。

私は正規職員を辞めるときに「パート保育士として同じ保育園で仕事を続けない？」と声をかけていただきました。

しかし、パート保育士の時給が安いことを知っていたのでお断りをし、時給が高い別の保育園でパート保育士として働きはじめました。

今現在働いている保育園の時給は高いのか、それとも低いのかを把握しておくことも大切ですよ。保育園によって時給の差があるので、求人情報は必ずチェックしましょう！

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今回はパート保育士でも時給が上がる3つの方法を紹介しました。

働いた分だけ給料がもらえるパート保育士にとって時給問題はとても重要です。

1時間の時給が50円上がれば月に7,000円も給料が増えます。そのお金で欲しかったものを買ったり、ちょっとした贅沢もできたりします。

1日でも早く行動した方が、もらえるお金がその分だけ増えます。長い目でみると何万円、何十万円の差になるからです。

また、転職を考えている場合でも早ければ早い方がいいです。時給が高い保育園は人気があるので、すぐに求人募集を締め切ってしまいます。

試しに求人情報をのぞいてみてはいかがでしょうか？