保育士が年度途中で仕事を辞めるのはダメですよね?
年度途中で辞めることはできます!でも、退職をする前にやるべきことがあります。
- 年度末までがんばって働きたくても、精神的、体力的にできない。
- 採用されたときの条件とあまりに違い過ぎてこれ以上は続けられない
など様々な理由で辞めることを悩んでいる保育士がいます。
また、受け持っているクラスのこと、辞めたあとのことを考えると行動に移せずにいる保育士もいます。
「これ以上がんばったら体を壊してしまいそう・・・。」と限界になっているなら、年度途中の退職を決断しましょう。
今回は年度途中で辞めたいと思ったときに考えたいこと、辞めるときにやるべきことを中心に紹介していきます。
辞めたあとに後悔しないように最後まで読んでくださいね。
保育士は年度途中で辞めてもいいの?
「保育士は年度途中で辞めることができない。」と思われがちですが、年度途中での退職は可能です。
退職の意思を2週間前までに伝えれば辞めることができると民法で定められています。
ただし、いくら法律で定められているとしても、退職を考えたときにはあなたが働いている保育園の就業規則を確認してみましょう。
就業規則にそって退職をすることで円満、そしてスムーズに退職できる可能性が高くなります。
パート保育士の場合は半年契約なのか、1年毎の契約なのかを確認してみましょう。
半年契約であれば年度途中でも、契約が終了するときに辞めることができます。
年度途中で辞めたいと思ったときに考えたいこと
年度途中で辞めたいと思ったときに考えたい3つのことがあります。
- 辞めた後にどうするのか?
- 辞める理由を冷静に、客観的に考えてみる
- 年度末まで働き続ける方法はないのか?
辞めた後にどうするのか?
年度途中に退職をした場合に一番気になるのはお金の問題です。
仕事を辞めてしまうと給料が入らないので、今までと違ったやりくりが必要になります。
辞めてしばらくは働かなくてもいい貯金のある方は心配ありません。
しかし、自分が働かないことで生活費に影響が出てしまう方は、退職を伝える前に次の仕事を探す必要があります。
辞める理由を冷静に、客観的に考えてみる
保育士でなくとも、退職したいと思う瞬間を多くの方が経験します。
イヤなできごとが合って「もう辞めたい!」と感情的になってしまうこともあるでしょう。
しかし、一時の感情で退職を決めてしまうと後悔することもあります。
「自分にも悪いところがあったのではないか?」「改善する方法があるのではないか?」
など冷静に、そして客観的に考えてみましょう。
ただし、
- 嫌がらせを何度も受けている
- このまま続けていたら精神的、体力的に苦しい
- パートなのに働きだしたら採用条件と違いすぎる。
このような場合は年度途中であっても退職を考えるべきです。
家庭を犠牲にしたり、身体を壊したりしたら元も子もありません。
年度末まで働き続ける方法はないのか?
保育士でも年度途中で退職をすることはできます。
しかし、できれば区切りの良い年度末まで働き続けた方が、受け持っている子どもたちや保護者、同僚や上司のためにも、そして何よりも自分のためにも良いです。
- 同僚や上司にダメもとでも相談して少しでも今の状況を改善する
- 自分に原因がありそうならその部分を直す
このようにしながら何とか年度末まで働くことができないのか考えてみましょう。
また、辞めたあとの職場を早く決めておくことで「あともう少しで辞められる!」と退職したあとの目標に向かってがんばる保育士もいます。
ムリをしない程度に仕事をがんばれる方法がないのか考えてみましょう。
保育士が年度途中で辞めるときにやるべきこと
「どうしても年度途中で退職したい!」と考えているときにやるべきことがあります。
- 次の保育士に引継ぎできるようにする
- お世話になった上司や同僚に早めに相談や報告をする
- 次の職場を探す
次の保育士に引継ぎができるようにする
年度途中で退職をすると、自分の代わりに違う保育士が引き継ぐことになります。
書類、子どもや保護者の情報、今までどんな保育をしてきたのか
などを伝えることでスムーズに引継ぎができます。
後任が決まっていなかったり、「自分はきちんと伝えたのに伝わっていない。」ということになったりしないように文章で引継ぎ事項を作っておくのもよい方法ですよ。
お世話になった上司や同僚に早めに相談や報告をする
退職したあとに関わりがない相手なら報告の必要はありません。
しかし、お世話になった方に退職の意思を伝えておかないと「もっと早く話して欲しかった。」「どうして相談してくれなかったの。」と言われてしまうことがあります。
今後もお付き合いを続けていきたいと思う相手であれば、自分の言葉で退職について伝えることで関係性を保つことができますよ。
次の職場を探す
退職したあとに「この先どうしよう。」と不安にならないよう次の職場を探しておきましょう。
保育士の募集は4月からの採用が多いです。
年度途中での募集がある保育園もありますが、年度初めよりも求人が少なくなります。
また、退職後に保育士以外の仕事をしたい場合も、早めに次の仕事を探すことをおすすめします。
そのほうが、自分が考えている条件に合った職場をみつけられる可能性が高くなりますよ。
今は働きながらでも仕事探しができる「転職エージェント」があります。
転職エージェントなら「このくらいの時期から働ける仕事を探している。」「こんな条件の職場で働きたい。」などの希望に合った仕事を探してくれます。
年度途中で退職を考えている方の強い味方になってくれますよ。
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退職理由で嘘をつくのはいけないこと?
退職をするときに本当の理由を話しづらいときがあります。
- 職場の人間関係が悪い
- 園の教育方針に合わない
このような理由を伝えてしまったら「円満に退職ができなくなるのでは?」と心配になる方もいると思います。
正直に伝えても支障がないこともありますが、心配なときには嘘をついても良いのではないかと個人的には思います。
実際に私の身近で退職をした人も、正直に理由を伝えた人もいれば、嘘をついて辞めた人もいます。
嘘をついているかどうかは他人に話さなければ本人しか分かりません。
「嘘も方便」ということわざがあるように、物事を円滑に進めるためには多少の嘘が必要なときもあります。
結婚を考えているから辞めたい、体調不良でしばらく休養したい
など別の理由を伝えることでスムーズに退職できる可能性が高くなります。
まとめ
今回は年度途中で辞めたいと思ったときに考えたいこと、辞めるときにやるべきことを中心に紹介しました。
年度末まで働くことができればそれに越したことはありません。
ですが、「このまま働いていたら身体を壊してしまいそう。」と悩んでいるなら早めに退職を決断しましょう。
年度途中で辞めることは決して悪いことではありません。
あなたの人生ですから「もっと早く行動すればよかった。」と後悔をしない選択をしてくださいね。
辞める前に新しい仕事をみつけることで、この先のモチベーションアップにつながります。
今よりも働きやすい環境をみつけて、今度こそ楽しく仕事が続けられるようにしてみてはいかがでしょうか?