同僚が「あのパート保育士使えない!」って言われてるの聞いちゃって・・・。ショック。
それは辛いことですよね。どうしてそんな風に言われてしまうのか知ることができれば対処ができます。
同じ保育士でも「使える人」「使えない人」と差をつけられてしまうことがあります。
今回は私の経験や保育士仲間の意見も踏まえながら使えないパート保育士の特徴や対処法を紹介していきます。
主にパート保育士の話になりますが正規保育士にも共通する点もいくつかあります。
パート保育士以外の方の参考にもなれば嬉しいです。
使えないパート保育士の特徴5選
使えないと言われてしまうパート保育士さんに当てはまる特徴がいくつかあるので紹介していきます。
言われていることを理解できない。覚えられない。
教えてもらったことを覚えられなかったり、理解できなかったりすると相手をイライラさせてしまう原因になってしまいます。
特に日々子どもと過ごす保育の仕事は、流れ作業とは違いたくさんのことを覚えなければなりません。
子どもの情報、園内の約束事、掃除の仕方など本当にたくさんあります。
たった1日ですべてのことを覚えることはできません。
しかし、何ヶ月経っても覚えることができない状態だと、教えてくれた保育士だけでなく他の保育士からも呆れられ、挙句の果てには「使えない保育士」とレッテルを張られてしまいます。
<対処法>
・教えてもらったことはメモを取ることで覚えられるようにする。
・理解できないままにせずに再度教えてもらう。
仕事を始めて1か月ほどを目安に仕事を覚えることができるといいですね。
言い訳が多い。
・子どもに怪我をさせてしまった
・頼まれていた仕事を忘れてしまった
・仕事の内容が理解できなかった
一瞬目を離したすきに子どもが怪我をしてしまうことや、忙しすぎて仕事を忘れてしまうことは誰にでも起こりうること。
また、せっかく教えてもらったけど説明がわかりづらかったり、もう一度聞くことができずにいたりすることもあると思います。
状況によっては自分だけでなく相手にも非があることだってありますよね。
そんなときは素直に謝ることができず「〇〇だったから・・・。」とつい言い訳をしてしまうこともあるでしょう。
言い訳をしたくなる気持ちがわからないわけではありませんが、言い訳をすることで悪い印象を与えてしまうので注意が必要です。
<対処法>
・できなかったこと、少しでも自分にも責任があるときには素直に謝る。
・言い訳ではなく「今度はこんな風に気をつけます。」と自分なりの解決策を見つける。
なんで私が謝らないといけないんだろう・・・。と理不尽に感じることもありますよね。
しかし、自分の気持ちを落ち着けて冷静に対処することで良い関係を築くことができます。
謝ることができたときには「私の方が考え方が大人だな。」と心の中でほめてあげてくださいね。
責任感がない。やる気がみられない。
「パートだからできない。」「パートだからそこまでの責任は取れない。」このような態度を出したり、言葉が出てしまう保育士さん意外といるんです。
本人としては正規保育士とパート保育士の線引きが必要という考えなだけで特に悪気はないことが多いです。
しかし、正規であろうがパートであろうが子どもの命を預かる、子どもの育ちに必要な援助をする保育士ということに変わりありません。
賃金や労働時間の違いはありますが、仕事をしている以上は責任感とやる気は不可欠です。
子どもが怪我をしないように気を配ることもパート保育士としても大切な仕事。
また、基本的にパート保育士は正規保育士を補助する役割を担っています。
正規保育士がスムーズにクラスを動かすため進んで雑用をしなければならない場面も出てくることもあります。
おむつ替えや掃除などの雑用を嫌がってしまう場合も使えないと言われる原因になりかねないので注意しましょう。
<対処法>
・たとえパートであろうと保育士には変わりはないので大人としての責任感を常に持つ。
・掃除などの雑用もお給料に含まれていると考えて割り切ることも必要。
仕事に責任を持たなければいけないのは保育士以外の仕事も同じ。
子どもたちが大きな怪我をせず楽しい毎日を送ることができるよう、縁の下の力持ちとして働けるといいですね。
でしゃばり過ぎる。
保育士不足の現在、パート保育士として働く方の割合が多い園が年々増えています。
また、結婚や子育てのタイミングで正規保育士を辞めてしまう方もいます。
そのため、パート保育士の方が正規職員よりも年上という環境も増えつつあります。
実際に今はパート保育士であっても、過去に正規保育士として働いていたり、経験が豊富な方もたくさんいます。
「もっとこうすればいいのに・・・。」「私ならこうするなぁ・・・。」など感じてしまう場面もあるでしょう。
しかし、正規保育士が担任を任され、経験豊富なパート保育士でも加配や補助として配置されていることが多いです。
その中で、担任を差し置いて勝手に全体に声をかけて子供を動かそうとしたり、勝手に保護者に話しかけるパート保育士と働くのはイヤだと感じる正規保育士もいます。
相談している中で意見を出すのは良いことです。
ただし、「こうしたほうがいい!」「私はこうしたい!」などでしゃばり過ぎると使えない保育士として見られるだけでなく、一緒に働きたくないと思われてしまう可能性もあります。
<対処法>
・自分が担任でない場合は担任の意向に応じて保育できるようにする。(どこまで介入するのかあらかじめ相談しておくと◎)
・気になることがあるときには自分の意見を通そうとするのではなく、「私はこう思うんだけどどうかな?」と気持ちを伝えてみる。
自分の意見がない。
パート保育士も正規保育士も保育園を作り上げていく職員のひとり。
クラス運営や子供への接し方などで意見を求められる場面も出てきます。
そんなときに「私はパートだからおまかせします。」「正規の保育士さんで決めてください。」などどこか他人毎のような態度をとってしまうと「あのパートは使えないから意見を聞くのはやめよう。」と思われてしまう原因になります。
出しゃばり過ぎるのも問題ですが、意見を求められたときには自分の気持ちをきちんと答えることができるようにしておきたいですね。
<対処法>
・パートも保育園のいち職員に変わりがないことを頭の片隅に置いておく。
・一職員として意見を求められたときには答えられるように自分なりに考えておく。
使えるパートなのに使えないと言われてしまうことがある!
さきほど使えないパートの特徴を紹介しました。
この中に当てはまる項目がないのに使えないパートだと言われてしまうことがあります。
それはどのような場合かというと上司や周りの職員、園の方針と合わない場合です。
どんなに一生懸命に働いていても人間的に合わないと判断されてしまったり、パートを下の立場に見ている職員がいることも確かです。
そのような場合には、他の保育士と同じ仕事内容をこなしているのに自分だけが悪口を言われたたり注意を受けるなど理不尽な扱いをされることもでてきます。
そのような環境の中で働き続けることはとてもつらいことです。 我慢をし続けると仕事にいくことができなくなるほど体や心を壊してしまうこともあります。
「これ以上この保育園で働くことができない。」 そのように感じたときには新しい保育園への転職も視野に入れることをおすすめします。
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まとめ
使えないパート保育士と言われる特徴をおさらいしましょう。
- 言われていることを理解できない、覚えられない
- 言い訳が多い
- 責任感がない、やる気がみられない
- 出しゃばり過ぎる
- 自分の意見がない
自分が働いている中で当てはまるなぁと感じる項目が一つでもある場合には行動を見直していきましょう。
また、一つも当てはまらないのに「あのパート保育士は使えない。」と言われている場合には保育園の方針や、環境があなたに合っていないのかもしれません。
そのような場合には他の園で働くことで悩みを解決できることがあります。
今すぐに転職ができなくても次の仕事の目安をつけることで気持ちが楽になることもあります。
あなたの周りにどんな保育園があるのか一度探してみるのもおすすめですよ。