保育士資格を活用して一般企業に転職したい！おすすめの職場5選

このような悩みがあると一般企業への就職を考えたくなりますよね。

保育士資格を活かせるのは「保育園関連」と思われるかもしれませんが、一般企業でも活かすことは十分できます。

今回は保育士が一般企業に就職するメリット・デメリットや保育士資格を活かせる企業を紹介します。

私が実際に一般企業へ転職活動をしていたときの体験談も紹介しますので参考にしていただければ幸いです。

保育士が一般企業転職を考える理由

保育士が一般企業への転職を考える理由はいくつかあります。

給料の低さ

同じ時間働いて高い給料をもらえるのであれば、一般企業に転職しようと考えても不思議ではありません。

保育士は一般企業に比べて給料が低いことが多いです。子どもの命を預かり、保護者や家庭支援などの難しい課題を担っているにも関わらず、給料が少ないのは辛いものです。

人間関係の悩み

人間関係で疲れてしまった保育士は、一般企業での働き方を考えます。

保育士の転職理由で最も多いのは人間関係の悩みです。保育士は同僚・上司・子ども・保護者と関わりながら仕事をしなければならず、人間関係が複雑に絡んでいます。

人間関係がスムーズにいけば仕事も楽しくできるでしょう。しかし、保育施設では女性が多く働いているため「保育士特有」の人間関係で悩みやすい環境であると言えます。

労働時間が長い

保育士は労働時間が長く、持ち帰り仕事になったり、サービス残業として扱われてしまう場合もあります。このような理由から、一般企業への転職を考える保育士がいます。

保育にも定時の時間は決まっています。しかし、保育士不足や長時間保育を必要とする子どもが増えているため、長時間勤務をせざるを得ない状況です。

また、製作や行事の準備に日々おわれたり、書類やおたよりの作成などもあります。超過勤務手当がきちんともらえれば良いのですが、サービス残業になってしまう場合が多いです。

休暇が取りづらい

体調不良や子どもの行事などのための休暇が取りづらいと一般企業への転職を考えてしまいます。

保育士にも有給休暇はあります。しかし、保育士不足や保育施設の環境などの理由から休みを取りづらいこともあるでしょう。

保育士は体力仕事なだけでなく、精神的な負担も多い仕事です。適度な休日を取らなければ、心身ともに疲れを感じてしまいます。

有給休暇があるにも関わらず休みが取れないと、休みがきちん取れそうな一般企業への転職を考えてしまいます。

体力的につらい

一般企業で働いたとしても疲れはあります。しかし、保育士は体力を使う仕事です。体力的につらいと「転職」という言葉が頭をよぎってしまいます。

保育士は、抱っこやおんぶ、子どもと鬼ごっこや運動遊びなども日々行います。体を使いながら働くため、腰や膝を痛めてしまう方もいます。

体力的に疲れてしまい一般企業への転職を考えるのはもちろんですが、怪我が治らないために転職を考える保育士もいます。

保育士が一般企業に就職するメリット・デメリット

保育士が一般企業に就職するメリット・デメリットを解説します。

給料が高くなる

保育士は一般企業と比べて給料が低い傾向と言えます。そのため、一般企業に就職することで給料が高くなる可能性があります。

仕事に関する負担が減る

保育士は持ち帰り仕事、行事前などのサービス残業、人間関係など大変さを感じる場面が多い仕事です。

一般企業に就職することで保育士として働くときに感じる負担が減る可能性があります。

やりがいが減る

子どもの成長を感じたり、保護者に感謝されたり・・・。保育士は一般企業では感じることができないやりがいを感じる場面がたくさんあります。

もちろん一般企業で働いてもやりがいを感じることはできます。

しかし、保育士として働いた経験がある方にとっては、やりがいが少なく感じてしまうこともあるのです。

思っていたのと違うと感じることがある

「持ち帰り仕事や残業が減るのではと考えていたのに残業時間が長い。」「人間関係の悩みが減るかと思ったけれど大変さに変わりはなかった。」

など就職先によっては思い描いていたようにいかないこともあります。

一般企業で働きたい場合にも就職先は慎重に選びましょう。

保育士資格で有利になる一般企業

商業施設・アミューズメント施設

デパートなどの商業施設やアミューズメント施設には、託児施設が併設されている場合があります。

さまざまな子どもを預かる託児は保育士資格があれば歓迎される仕事です。

場合によっては託児以外にもイベントの企画や、お手伝いなどの仕事も求人募集されることがあります。

人前に出て話すことが得意な方であれば、保育士としてのスキルを存分に発揮することができますよ。

子供服の販売員

親子で服を買いに来ることも多い子供服店。

子どもに声をかけたり、保護者と話をしたりと保育士としての経験を活かせます。

また、「保育園に行くならこんな服装がおすすめです。」「この服なら動きやすくて使いやすいですよ。」など保育士としての目線でのアドバイスもできます。

ファッションが好きな方、人と話すことが好きな方に特に向いている仕事ですよ。

写真館

子どものかわいらしさを引き立てたり、泣いている子どもをあやしたりすることが必要になる写真館での仕事。

子どもと関わることに慣れている保育士であれば即戦力として働くことができます。

アシスタントとして子どもの着替えやヘアアレンジなどのお手伝いをすることもありますよ。

託児ルームのスタッフ

美容室や医院などに通うママのために、施設内に託児ルームが設置されている企業も保育士におすすめです。

保育施設に慣れていない子もいるので、安心感を与えたり、家族以外の人と触れ合う機会を学んだりするためには保育士の力が必要なのです。

託児ルームは利用者がいなければ、掃除や施設内の手伝いをします。長時間の残業は少なく、施設の営業が終われば帰宅できることが多いです。

幼児対象スクールの講師

幼児対象スクールとは、幼児向けのスイミングやリトミックなどを行う施設です。小さな子どもと関わりながらの仕事なので、子どもの扱いに慣れている保育士におすすめの転職先です。

仕事内容によっては、資格が必要なこともあります。必要な資格は働きながら取得できる場合もあるので、各施設に確認すると安心ですよ。

保育士が一般企業に就職するのは結構大変です

厳しいことをお伝えしますが、保育士が一般企業に就職するのは大変なことです。

ハローワークに通ったり、人づてに仕事を探したり・・・。結局は一般企業に関連する良い仕事に巡り合えませんでした。

ハローワークで仕事を探していた時に…

「ある程度の経験がないと一般企業の就職は難しいですよ。特に事務職は即戦力が欲しいので。」

と言われてしまいました。

私の場合は保育士歴が10年ほど経ってから一般企業への転職を考えていました。

簿記やパソコンに関する検定の1級を持っていた私は、事務職への転職がすぐにできるのではないかと思い込んでいました。

でも、現実はかなり厳しい。

いくら検定や資格を持っていても保育士以外の実務経験がないので即戦力にはなれません。

特に年度途中で求人を出している会社は即戦力としての採用をしたいんですよね。

何度かハローワークに通ったものの、保育士として働く方が経験を活かせることを改めて実感して今にいたります。

学校を卒業した直後や20代前半で一般企業へ就職する方が保育園以外の職場で働ける可能性が高くなります。

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保育園と一般企業どっちにするべき？

どちらにしようか結論が出ず、迷っている方もいると思います。

保育士資格を持っていれば院内保育園や、託児施設、ベビーシッターなどとして働くこともできます。

また、今よりも給料が高い所で働きたいと考えている場合には、別の保育園に転職をすることで給料が上がる可能性もあります。

また、保育園によっては残業や持ち帰り仕事がない園もあります。

保育士資格を持っている方が仕事を探す場合には「保育士専門の転職エージェント」の利用をおすすめします。

保育士専門の転職エージェントを利用すれば、あなたの希望に合った転職先がみつかる可能性が高くなります。

しかも、一般企業での就職を探している場合にも保育士専門の転職エージェントが使えます。

保育園と一般企業を同時に探すことで効率よく、あなたに合った仕事をみつけることができますよ。

当時の私はハローワークで就職先を探すことしか知りませんでした。もっと早く知っていれば活用したかったです。

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まとめ

今回は保育士が一般企業に就職するメリット・デメリットや保育士資格を活かせる企業を紹介しました。

「自分には保育士が合っていない。」と考えている方は一般企業への就職をおすすめします。

「今より給料が高い方がいい。」「働いている保育園の人間関係に悩んでいる。」このような方は一般企業だけでなく、保育関連の仕事への転職も考えてみてください。

転職をすることで今よりも良い環境で働くことができる可能性が高くなります。

せっかく手に入れた保育士を活かすことができる、あなたに合った仕事先をみつけてくださいね。