保育士って給料が低いイメージだよね。高い給料をもらえる仕事ってあるのかな?
近年、保育士の給料の低さにスポットライトがあたり、給料を上げるために国も動き始めています。 しかし、現実的にはまだまだ低収入の仕事であることに違いはありません。
では、保育士が高い給料をもらうことは不可能なのでしょうか?
保育士資格を活かして稼げる仕事に就くことも可能です!
保育士でも高収入を得ることはできるので、決して諦めないでください。
この記事の内容
- 保育士資格を活かして稼げる仕事
- 保育士が稼げる仕事を探す方法
今よりも給料をアップを目指して、経済的にも精神的にも安定した生活を目指しましょう。
保育士の給料平均はいくら?
保育士の月額平均給与額 37.6歳 24万5千8百円
年間賞与その他特別給与額 74万7千4百円
平均年収額369.7万円
参考:厚生労働省(令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況 )
国税庁の調査では、給与所得者の1人当たりの平均給与は461万円(平均年齢42.9歳)と言われています(保育士以外の仕事も含めた給与)。
保育士の平均給与との差は91.3万円。一般的な給料よりも100万円近く給料が少ないという現実があります。
これでは、保育士は稼げないと感じてもおかしくはありませんね。
給料が高くて安定しているのは公立保育士
保育士の中でも給料が高くて安定しているのは公立保育士です。公立保育園の正規保育士は「公務員」扱いになるので、月の給料や退職金、福利厚生などが安定しています。
職種別職員1人当たり給与月額
- 公立保育士 28万7,431円 11.8年 私立保育士 25万5,415円 勤続年数8.5年
- 主任保育士 49万6,623円 28.2年 私立保育士主任 38万3,029円 勤続年数21.1年
公立保育士も私立保育士も働き始めてから10年ほどの給料は変わりません。しかし、公立保育士場合は、年数が増えていくにつれて確実に給料が高くなります。
私立保育士のボーナスは、施設によってさまざま。施設の経営状況によっては 大幅に減らされてしまう可能性もあります。
しかし、公立保育士のボーナスは確実にもらえますし、支給金額は給与の3~4ヵ月分 になります。
保育士として稼ぐには、公立保育園の保育士を選択肢として入れるべきです。
公立保育士には私でもなれますか?
公立保育士を受けるためには年齢制限があります。
年齢制限は各都道府県や市町村によって違いがあり、経験者枠(中途採用枠)がある地域もあります。
また、公立保育士の試験は難しく、狭き門なので働きながら合格するのはとても大変なことです。 それでも安定した稼ぎが欲しい方は、ぜひ公立保育士を目指してください。
今は学校に通わなくてもネット環境があれば公務員試験の勉強ができる方法もあります。
自宅で公務員試験の勉強ができれば、仕事をしながらでも試験対策が可能です。公務員を目指している方はチェックしてみてくださいね。
保育士でも稼げる給料の高い仕事4選
年齢制限もあるし、公立保育士を受けることができなさそう。
そんなあなたにおすすめの公立保育士以外の稼げる仕事はこちらです。
- 院内保育士
- 企業内保育士
- 夜勤のある保育士
- ベビーシッター
院内保育士
院内保育士は働く場所をしっかりと選べば今よりも稼げます。
院内保育士は病院内にある保育施設の保育士です。病院や医療機関などの施設内で、職員や患者の子どもたちを保育する仕事です。
病院から委託されている保育園は、給料は標準的な場合が多いです。しかし、病院が保育園を経営している場合は、高い給料を稼げる可能性があります。
大きな病院になるほど給料が高くなる傾向ですので、身近に大学病院などがある場合には求人をチェックしてみてくださいね。
企業内保育士
院内保育士と同様に、人気があって稼げる仕事が企業内保育士です。
企業内保育士は、企業で働く従業員の子どもたちを一時的に預かり、保育する仕事です。
保育園に空きがなく、子どもを預けられないために仕事へ復帰できない保護者がいます。このような問題を解消するために、企業内保育園が増えてきています。
院内保育士と同様で、委託されている保育園よりも、会社で経営している保育園のほうが高い給料を見込めます。
また、会社の景気が良いほど給料が高くなりますので、求人が出るとすぐに埋まってしまうくらい人気があります。
求人を定期的にチェックして、良い求人があったらすぐに応募しましょう。
夜勤のある保育士
院内保育園、乳児院など夜勤がある保育園の保育士も稼げます。 その理由は、通常の給料に夜勤手当がついたり、夜間の時給が高くなるからです。
労働基準法で22~翌5時に勤務した場合には、勤務時間が短くても、基本給の1.25倍以上の深夜手当を受け取ることができるようになっています。
時給が1,200円の場合の夜勤手当は300円。
1時間あたり1,500円もらえる計算になります。
夜勤を1回あたり5時間、20日勤務したとすると通常の給料よりも30,000円高くなります。
夜勤の仕事が可能であれば、仕事に応募してみてください。
ベビーシッター
ベビーシッターは給料が低いように思われがちですが、働き方によっては稼げる仕事です。
正社員になったり、フリーランスで働くことで通常の保育士よりも収入がアップします。 フリーランスのベビーシッターとしての知名度や人気が高くなってくると、仕事が増えるだけでなく、時給も高く設定することができます。
ただし、ベビーシッターの正社員としての雇用は人気があるため狭き門となっているだけでなく、フリーランスで高収入を目指すためには信頼やスキルが必須となります。
保育士が仕事を変えずに稼ぐ方法
- 今よりも稼ぎたいけれど、できれば職場は変えたくない
- 今すぐに仕事を変えるのはムリそう
このような悩みがある方は、保育士資格を活かせる副業を始めるのもおすすめです。
保育士資格を活かせる副業は以下のようなものがあります。
保育系Webライター
Webライターの仕事内容は、インターネット上で記事やコンテンツを執筆することです。
Webライターはパソコンがあれば誰でも始められます。保育士をしながら副業Webライターをしている人はたくさんいます。私もその一人です。
Webライターの執筆方法や仕事の仕方はYouTubeや書籍などで勉強できます。
稼げるようになれば、フリーランスとしてWebライター一本で働くことも可能ですよ。興味がある方はぜひチャレンジしてください。
保育系ブロガー
ブロガーは、ウェブサイトやオンラインプラットフォーム上で、自身の意見、知識、情報、趣味などについて定期的に記事を投稿します。
ブロガーがなぜ稼げるかというと、ブログで表示される広告から収入を得られるからです。
保育士は教育や子育てに詳しいので、保育士向けのブログや子育て関連のブログを運営することもできます。
自分の考えを発信することが好きな方、PCを使うのが得意な方はブログに挑戦してみてくださいね。
保育士資格を活かしながら稼げる仕事を探す方法
保育士でも稼げる仕事を探すためには保育士専門の転職エージェントを使ってみましょう。
ハローワークや一般的な求人サイトでも仕事を探せます。しかし、保育士の資格を活かせる仕事や、今よりも稼げる保育園を探すなら保育士専門の転職エージェントの方が断然おすすめです。
専門エージェントのメリット
- 保育士の仕事内容を理解した上で、自分に合った仕事を紹介してくれる
- 保育士経験がある担当者がいるため、悩みに寄りそいながら相談にのってくれる
たとえば…
- 給料は最低でもこのくらい欲しい
- 働く時間はこのくらいが良い
- 残業が少ない保育園で働きたい
など希望を伝えてれば、あなたに合った仕事をみつけてくれますよ。
先ほど紹介した院内保育士や企業内保育士だけでなく、通常の保育園でも高い給料の職場がみつかる可能性もあります。
登録して求人を探してみてくださいね。
どの保育士エージェントを使えばいいかわからない…
そんな方におすすめのなのは「ほいてんサーチ」です。
転職エージェントによって、募集されている求人エリアや内容に違いがあります。
ほいてんサーチは、あなたが働きたいエリアに最も合う保育士転職エージェントを紹介してくれますよ。
ほいてんサーチ内でも保育系の求人を探すこともできます。ぜひ利用してみてください。
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保育士でも稼げる仕事で給料アップを目指そう!
今回は保育士でも稼げる給料が高い仕事を中心に紹介しました。
普通の保育士として働くよりも、公立保育士の給料が安定していて高いことを知っている方は多いです。
しかし、公立保育士になるのは難しいことなので諦めてしまう方が多いのも事実です。 諦めずに将来の安定した生活を考え、公務員試験にチャレンジするのも良いと思います。
公務員以外で稼げる仕事を探したい
誰かに相談しながら仕事を探したい
このような方は、保育士専門の転職エージェントで仕事を探してみてくださいね。 ひとりで仕事を探すよりも、確実に稼げる仕事がみつかりますよ。
今よりも高収入を手に入れ、安定した生活を手にいれましょう。