保育士として働いていると人間関係の悩みがつきません。
人間関係があまりに複雑すぎてめんどくさくなり、「もう仕事を辞めてしまおうかなぁ。」と思ってしまうことも・・・。
今回は保育士の人間関係がめんどくさくなる理由や改善するためにはどうしたらよいかなどを紹介していきます。
人間関係に悩んでいる方の力になれると嬉しいです。
保育士の人間関係がめんどくさくなる理由
保育士の人間関係がめんどくさくなる主な理由は「たくさんの人と接しているから」と言えます。
事務作業や製造業などであれば同僚や上司と接することがメインとなります。
しかし保育士はそうではありません。
日々一緒に過ごしている自分が保育している子どもたち、保護者・・・。
とにかく関わらないといけない人が多いので、悩みが増えてめんどくさくなってしまいますよね。
ここからは人間関係がめんどくさくなる理由を関係する相手別に紹介していきます。
・園長や主任との人間関係
保育園の中心となる園長、頼りになるはずの主任。
園長と主任がよければ保育園もよくなるのではないかと思ってしまうほど影響力の大きい存在です。
しかし、園長と主任がいい人とは限りません。相手によって態度を変えたり、性格に問題がある人もいます。
また、他の保育士にとっていい人でも自分と合わないように感じることもありますよね。
困ったときに相談したり、頼りになるはずの園長や主任との関係がよくないと働く中でも支障が出ます。
しかも、園長や主任との人間関係がうまくいっていないと働きづらくなることも多くなります。
同僚との人間関係
一緒にクラスを持ったり、ときには園内の係などを一緒に行ったり・・・。 気軽に悩みを相談することができる同僚。
身近にいるからこそ性格が合わないと人間関係がめんどくさくなる存在でもあります。
何かにつけて口を出してきたり、勝手に嫉妬をされて陰であることないことを同僚に言い広めていたり・・・。
また、「あの人は仕事ができるけど、あの人は仕事ができない。」など勝手に周りから比べられてしまうことで本人たちの意図しないところで人間関係が悪くなってしまう場合もあります。
パート、正規保育士など立場が違う人との人間関係
同じ保育士ではありますが、立場や給料が違うパート保育士と正規保育士。
パート保育士でも経験年数が長いベテランだったり、正規保育士でも新卒や、まだまだ経験が少ない人もいますよね。
そんなときにパート保育士から「もっとこうしたほうがいい。」「私だったらこうする。」などお節介ともとれる発言や行動がありストレスが溜まる。
反対に、ベテランのパートなのに自分より若い保育士に注意をされたり、保育の仕方を否定されてストレスになる。
など、立場が違うからこその悩みが積み重なり「あの人とは関わりたくない。」と悩んでしまうことがあります。
保護者との人間関係
人それぞれ性格が違うと分かっていても、クラスの保護者との人間関係もこじれるとめんどくさくなる原因になります。
どんなに一生懸命保育をしていても細かいことを言ってきたり、誰が聞いても理不尽とも取れることを言ってくる保護者もいます。
最近はモンスターペアレントと呼ばれる保護者も増えています。
そのような保護者が自分のクラスにいると保育がやりづらくなったり、精神的に負担になってしまいますよね。
子どもが登園している限りは毎日顔を合わせなければならない保護者との人間関係。
うまくいかないと毎日の悩みの種となってしまう可能性があります。
子どもとの人間関係
無邪気でかわいい子どもたち。子どもが好きで保育士になった方が多いですよね。
しかし、保育園で働いてみると子どもはかわいいだけではないことに気づき始めます。
保育士の言うことを聞いてくれないだけならまだしも、友だちを噛んだり叩いたり・・・。わがまますぎて手に負えなかったり・・・。
そんな子どもたちを上手くクラスに溶け込ませるのが保育士の力量。
そうは言っても、話を聞いてくれないと「もう、どうしたらいいの・・・。」と頭を悩ませてしまう原因にもなります。
めんどくさい人間関係を改善するには?
保育園に行くことにストレスを感じてしまったり、ときには仕事に行くことが嫌になってしまう原因にもなる人間関係。
そんなめんどくさい人間関係を改善するために大切な3つのことを紹介します。
できるだけ気にしないようにする
「やることなすことに口を出してくる。」「私ばっかり注意されている気がする。」このような場面に出くわしたときにはできるだけ気にしないようにすることが大切。
性格的に誰に対しても口を出したい人もいます。
また、相手にしてみれば教えているつもりでも、あなたにとってはイヤな気持ちにしかならないこともあります。
そんな相手とは距離を取ることが一番良いのですが仕事をしているとそうもいきません。 でも、イヤな思いをすると相手の言動や目が気になり続けてしまいますよね。
そんなときにこそ「できるだけ気にしないようにすることが大切」。
「そんなことできない。」と思うかもしれませんが「できるだけ」で大丈夫です。
「気にしない。気にしない。」と心で唱えていくうちに少しだけ気持ちが楽になりますよ。
自分からコミュニケーションを取る
先ほどはイヤな相手とは距離を取ったり、気にしないのが大切と紹介しましたが全く真逆の改善方法。
「この人と関わるのめんどくさいなぁ。」「できれば関わりたくないなぁ。」と思うことありますよね。
苦手だと思っている相手には自分から話しかけようとする気持ちが湧かないばかりか、自分の気持ちが伝わっているのかお互いがぎくしゃくしてしまうこともあります。
関わらずに済むことが一番いいけれど、保護者や一緒に組んでいる保育士とは関わらない訳にはいきませんよね。
そんなときには自分から話しかけてコミュニケーションを取ることで人間関係がうまくいくこともあります。
話しかける内容は仕事の話でも良いのですが、プライベートな内容だとさらに◎。
苦手な人でも話してみると意外な共通点がみつかったり、知らなかった一面を見ることで親近感がわくこともあります。
たった1回話しかけるだけでは急激に距離を縮めることは難しいです。
でも、何度か話しかけていくうちに相手も心を開いてくれるようになり、良い関係を築くことができるようになってくることがありますよ。
身近な人に相談する
人間関係がめんどくさくなってきたときには身近な人に相談することも大切。
自分だけでは抱えきれない悩みを聞いてもらうことで心がスッキリとしますし、良いアドバイスをもらうことができることもありますよ。
保育士として働いている人に相談すれば自分の状況を理解してもらえますし、適切なアドバイスをもらうこともできます。
また、保育士以外の職業の人に相談することで別の視点からのアドバイスをもらうことができることもありますよ。
人間関係のストレスが溜まると仕事だけでなく私生活にも影響が出てしまいます。決して抱え込まずに誰かに相談してみてくださいね。
これ以上はムリ・・・。そんなときに考えたいこと。
めんどくさい人間関係を何とかしようとがんばってみたものの・・・。もうムリ。
こんなときに転職を考えてみましょう。
転職といっても、今すぐに退職や転職をするわけではありません。
いざ自分が転職をしたいと思ったときに行動ができるよう、転職サイトなどで求人を探しておくことが大切になります。
転職サイトで次の職場の目星をつけておくことでスムーズに転職ができますよ。
また、求人を探してみたら「自分はこの保育園以外では働けない。」と思っていたけれど、「今よりも給料が高かった。」「自分の働き方に合った職場がみつかった。」など今よりも良い環境が見つかる可能性もあります。
求人は日々変わりますが、保育士専門の求人サイトに登録すればスマホからいつでもチェックすることができますよ。
めんどくさい人間関係とお別れしよう
今回は保育士の人間関係がめんどくさくなる理由や改善するためにはどうしたらよいかなどを紹介しました。
働いていると人間関係の悩みは出てきます。しかし、保育士は他の職種に比べて人間関係が複雑になりがちと言えます。
気持ちが辛くなってきたら誰かに相談したり、できるだけ気持ちを切り替えてみてくださいね。
もし、「人間関係がめんどくさくてストレスが溜まってもう我慢ができない!」
このようになったときには転職も考えてみてくださいね。
今よりもあなたに合う保育園が見つかるかもしれませんよ。