子どもが大好きで保育士になったのに、最近はイライラを感じる場面が増えていたり、自分は保育士に向いていないのではないかと心配になっている方もいると思います。
保育士の仕事は子どもの保育だけでなく、保護者のサポートや書類作成などさまざまな仕事に追われる大変な仕事です。
子どもにイライラするだけでなく、自分自身にもイライラしてしまい辛い日々を過ごしているのではないでしょうか?
今回は、保育士がイライラしてしまう場面や、保育士に向いていない人の特徴などを紹介します。
イライラすることが増えて、仕事に行くのが辛くなっている方は最後まで読んでみてくださいね。
保育士がイライラする場面5選
保育士がイライラしてしまう場面を5つ紹介します。
子どもがなかなか話を聞かない時
保育士は、子どもたちが自分の思っているような行動をしてくれない時に、イライラする場合があります。
保育士は、子どもたちが怪我のないように、安全で健康に過ごせるような環境を常日頃から意識しています。
しかし、
保育士が注意をしても室内を走り回る
物を投げる
友だちを叩く など
保育士が話や注意をしても言うことを聞かない子どもがいるとストレスを感じます。
保護者とのコミュニケーションがスムーズにいかない時
保育士と保護者の間で、上手くコミュニケーションが取れないと保育士はストレスを感じます。
保護者との良好な関係は、子どもの成長と発達にとって重要です。しかし、時には意見の食い違いや、コミュニケーションの問題が生じることもあります。
最近は、自分の都合ばかりを押し付けるモンスターペアレントもいます。保育士がどれだけ頑張っても良い関係を築くことができない場合もあります。このような状況では、大きなストレスを抱えてイライラすることが増えてしまいます。
仕事に追われて時間がない時
保育士に限った話ではありませんが、人間は仕事に追われて時間がないときにイライラします。
保育士は子どもの保育だけでなく、書類の作成、行事の準備など多くの仕事を抱えています。
仕事量が多い
時間に追われる
などがストレスの要因となります。
たとえば、予期せぬトラブルが発生したり、急な変更があったりすると、保育士はさらに時間に追われ、イライラも増えるでしょう。
思うようにクラスが回せない時
クラスが落ち着かなかったり、計画通りに子どもたちが行動しなかったりするとイライラする機会も増加します。
子どもたちの行動は予測不能。保育士が思ってもみない行動をする場面もあるでしょう。
思い描いていたようにクラスを回せないとストレスが溜まり、辛くなってしまうこともあります。
体力的にも精神的にも疲れている時
保育士は、体力的にも精神的にも負担がかかる仕事です。
長時間の立ち仕事、元気な子どもたちの行動に日々対応する中で疲労が溜まり、イライラやストレスが引き起こされます。
うまくストレス発散ができれば良いのですが、日々の仕事や生活に追われて疲れが取れないこともあるでしょう。
2. 保育士に向いていない人の特徴
保育士として働く中や日常でイライラすることは誰でもあります。しかし、保育中にイライラすることが多い人の中には、保育士に向いてない場合もあります。
些細なことでクヨクヨする
保育士に向いていない人の特徴の一つは、些細なことに過度に気を取られ、そのことでずっと悩んでしまうことです。
たとえば、子どもたちがちょっとしたミスをしたときに、気にしすぎてネガティブな気持ちを引きずってしまう場合があります。保育士は、柔軟性とポジティブな考え方が求められる職業であるため、些細なことにこだわりすぎる性格は向いていません。
人付き合いが苦手
保育士は、子どもたちだけでなく、保護者や同僚とも円滑にコミュニケーションを取る必要があります。しかし、人付き合いが苦手な人は、他人との関係を築くのが難しいです。そのため、保護者との面談や保育士同士の話し合いなど、コミュニケーションが必要な場面で、適切な対応ができないと、仕事がうまく進まなくなる可能性があります。
人前に出ることが苦手
保育士は、クラスや保護者向けのイベントなど、人前で話す機会が多い職業です。しかし、人前に出ることが苦手な人は、参観日やイベントなどの行事が苦痛となってしまいます。保育士は、子どもたちや保護者に対して自信を持って話をすることが求められるため、人前に出るのが苦手だと保育士に向いていないと言えます。
子どもがかわいいと思えない
保育士は子どもたちの成長や発達をサポートする役割を果たすため、子どもたちに愛情を持って接することが必要です。
子どもがかわいいと思えないと、毎日の保育が苦痛となります。
相手の悪いところばかりが目に付く
保育士に向いていない人の特徴として、他者の悪いところばかりが目に付くことがあります。例えば、保育園で働く際に、子どもたちの行動や同僚の言動に対して常に否定的な視点で接してしまうと、職場の雰囲気が悪化し、ストレスが溜まる原因になります。
物事を同時並行で進められない
保育士は、複数の子どもやタスクに同時に対応する能力が求められます。しかし、物事を同時並行で進められない人は、多忙な環境で仕事をこなすのが難しいかもしれません。保育士は、予期せぬ状況にも柔軟に対応し、効率的に業務をこなす必要があります。
保育士がイライラしているときにとるべき行動
イライラして保育に集中できなかったり、疲れてしまったりしているときにとるべき行動を紹介します。
イライラの原因を考えてみる
保育士である自分がイライラしていると感じた時に必要なことは、イライラの原因を考えることです。
イライラの原因はさまざま。子どもの行動や保護者とのコミュニケーション、仕事の多忙さ、体力的・精神的な疲労などがあります。自分がなぜイライラしているのかを理解することで、それに対処するための具体的な方法を見つけることができます。
リフレッシュできる時間を作る
イライラしているときに大切なのは、リフレッシュできる時間を作ることです。
仕事の合間や休憩時間に、自分の好きなことをする時間を作ることで、イライラする気持ちを減らしてリフレッシュができます。散歩をしたり、音楽を聴いたり、趣味の活動をすることで、リフレッシュ効果を得ることができます。
ストレス発散方法を見つける
イライラを減らすには、ストレス発散方法を見つけるのもおすすめです。ストレスを発散させる方法は人それぞれ異なります。運動をする、深呼吸をする、マインドフルネスなどのリラックス法を試すなど、自分に合った方法を見つけることが重要です。
誰かに相談する
保育士がイライラしているときには、誰かに相談するのも大切です。
同僚や上司、家族や友人など、信頼できる人に話を聞いてもらえば、気持ちが軽くなる場合があります。また、専門家やカウンセラーに相談することも有効です。自分だけで抱え込まず、助けを求めることが重要です。
なぜ自分が保育士になったのかを思いだす
イライラの気持ちが収まらないときには、なぜ自分が保育士になったのかを思い出してみましょう。
保育士になった理由や目標を振り返ることで、自分の仕事に対するモチベーションを取り戻し、前向きな気持ちになれます。保育士としての使命感や喜びを感じれば、イライラした気持ちも軽減されるでしょう。
保育士に向いていないと感じた時に考えたいこと
保育士に向いていないと感じた時には、自分が本当はどうしたいのか考えてみましょう。
保育士を続けたいと思っているのか
今の職場で働き続けたいのか
自分自身と向き合い、自分にとってベストな選択をすることが大切です。
保育士は辞めたくないけれど、今のままではダメ
こんな風に感じているなら、職場の環境を変える必要があります。職場の環境を変えるだけで、イライラが減り、毎日楽しく過ごせる可能性があるからです。
イライラする原因が仕事量や人間関係にあるなら、職場が変わるだけで改善されます。給料も保育園によって差があるので、仕事量が減るだけでなく、給料が上がり、仕事へのモチベーションも上がるでしょう。
この先もずっと悩み続けるのが辛いなら、今すぐ別の職場を探してみてください。
まとめ
保育士は、肉体的にも精神的にもストレスがある大変な仕事です。ですが、子どもの成長や、やりがいを感じられるすばらしい仕事でもあります。
イライラする原因が労働環境にあるなら、今すぐ転職を考えましょう。思い立った時に行動すれば、今よりもっと良い未来がまっているはずです。